2009年12月31日木曜日

私にとっての重要な人物:音楽編

 自分メモ。
 ピアノを習いはじめたのは小学2年生の終わり、3年生になろうという時だった。それから6年生まで、習ったのは4年間。人にピアノを習ったのはその期間だけで、あとは独学。
 中学生くらいまではクラシック音楽しか聴かなかったが(父親のレコードコレクションがそれしかなかった)、中学校の終わりから高校生にかけてジャズにはまった。自分では演奏できなかったが、大学進学で京都に出て祇園でバーテンのアルバイトをはじめたころからバンドマンたちと交流ができ、いつしか自分も演奏するようになっていった。
 よくやる耳コピーでの練習というものは一切しなかったが、それでもなんらかの形で影響を受けた音楽家は多い。音楽の勉強はジャンルを問わずたくさんしてきたし、いまも続いている。
「★」印はとくに個人的に重要な体験として記憶されている音楽家。

★セシル・テイラー
 富樫雅彦
 エリック・ドルフィー
★ビル・エバンス
 デューク・エリントン
★菊地雅章
 ステファン・グラッペリ
★デイブ・グルーシン
 オーネット・コールマン
★チック・コリア
★パット・メセニー
★ブラッド・メルドー
★ジョン・コルトレーン
★ジョー・ザヴィヌル
 ジョー・サンプル
★トゥーツ・シールマンス
 ボブ・ジェームス
 ミルト・ジャクソン
★キース・ジャレット
★ウェイン・ショーター
 エルビン・ジョーンズ
 ジョン・スコフィールド
 マイク・スターン
 マッコイ・タイナー
★マイルス・デイビス
 ジョージ・デューク
 富樫雅彦
 エリック・ドルフィー
★ジャコ・パストリアス
 フレディ・ハバード
★ハービー・ハンコック
★トミー・フラナガン
 マイケル・ブレッカー
 ランディ・ブレッカー
 本田竹広
 マイク・マイニエリ
 ジョン・マクラフリン
★セロニアス・モンク
 山下洋輔
 ソニー・ロリンズ
 エラ・フィッツジェラルド
 カサンドラ・ウィルソン
 クリス・コナー
 サラ・ボーン
 ニーナ・シモン
 ブロッサム・ディアリー
 アル・ジャロウ
 ジョニー・ハートマン
 トニー・ベネット
 フランク・シナトラ
 レイ・チャールズ
 マンハッタン・トランスファー
 アート・アンサンブル・オブ・シカゴ
 アジムス
 イラケレ
★ウェザー・リポート
 ザ・クルセイダーズ
 スティーリー・ダン
 スパイロ・ジャイラ
 MJQ
 リターン・トゥ・フォーエバー
★バッハ
 ビバルディ
 モーツァルト
★ベートーベン
 シューベルト
 ショパン
★ムソルグスキー
 チャイコフスキー
 ドヴォルザーク
 リムスキー=コルサコフ
★ドビュッシー
★ラヴェル
 シェーンベルク
★ストラヴィンスキー
★ジョン・ケージ
 グレン・グールド
 ヤニス・クセナキス
 エンニオ・モリコーネ
★武満徹
 スティーブ・ライヒ
 高橋悠治
 デヴィッド・マシューズ
★マイケル・ナイマン
 ブライアン・イーノ

あめのうみ

 を〈水色文庫〉のほうに書きこみました。
こちら

2009年12月30日水曜日

Miracle of the Fishes

 を〈水色文庫〉のほうに書きこみました。
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2009年12月29日火曜日

私にとっての重要な人物:作家編

 自分メモ。
 ものを書く上でなんらかの形で影響を受けた作家たち。内外に関係なく。また、文学史上の重要性にも関係なく。まったく個人的なもの。なので、「この作家がはいっていてあの作家が入ってないのはおかしい」などという突っこみはなし。
「★」印はとくに個人的に重要な体験として記憶されている作家。どの作品も何度も読み返している。

★ガルシア=マルケス
★ホルヘ・ルイス・ボルヘス
★カブレラ・インファンテ
 ジョン・ル・カレ
 コナン・ドイル
 エミリー・ブロンテ
★シャーロット・ブロンテ
★アーサー・ランサム
★ヘルマン・ヘッセ
 スタンダール
 アレクサンドル・デュマ
 ジョン・アーヴィング
 ジョン・アップダイク
 レイモンド・カーヴァー
 レイモンド・チャンドラー
 マーク・トウェイン
 パール・バック
★ローレンス・ブロック
★アーネスト・ヘミングウェイ
 ヘンリー・ミラー
★R・A・ハインライン
★アイザック・アシモフ
 フレドリック・ブラウン
 レイ・ブラッドベリ
 ロアルド・ダール
 ジュール・ヴェルヌ
 カート・ヴォネガット
 アーサー・C・クラーク
 カール・セーガン
 ロジャー・ゼラズニイ
★フランク・ハーバート
★J・G・バラード
 エドガー・ライス・バロウズ
 マイケル・ムアコック
 アーシュラ・K・ル=グウィン
 エド・マクベイン
 ドストエフスキー
★小松左京
 筒井康隆
 星新一
★光瀬龍
★安部公房
★田中光二
 半村良
 平井和正
★山田正紀
 大藪春彦
 岡本綺堂
★開高健
★片岡義男
 川端康成
 坂口安吾
 沢木耕太郎
 椎名誠
 司馬遼太郎
★夏目漱石
 新田次郎
 松本清張
 丸山健二
 村上春樹
★矢作俊彦
 山口瞳

奇跡の2009年を個人的に振り返ってみる

 2009年1月は、世田谷文学館からの委嘱で世田谷区立上祖師谷中学校で朗読プログラム「Kenji」の上演をおこなうことが、最初のイベントだった。
 上祖師谷中には早川先生という熱意のある先生がいらして、生徒たちからもとても慕われているらしい。私たちのプログラムにもとても興味を示してくれて、生徒たちにもたくさんのアンケートを書いてもらって送ってくれたりした。
 上祖師谷中学校ではその後、群読指導をおこなったり、来年2010年には新プログラム「ホームズ」を上演することにもなっている。

 2月は世田谷区立山崎中学校で読み聞かせ指導を3年生の各クラスにおこなった。家庭科の授業の一環だった。
 山崎中学校では、家庭科の授業で絵本を自作していて、その絵本を持って小学校まで出向き、児童相手に読み聞かせをするという、とてもユニークな授業をおこなっているのだ。これも、熱意ある先生がいなければやれないことだろう。
 この月には前の豪徳寺のスタジオで朗読ライブ「漱石の夢」を開催したのだが、はるか昔のことのように感じる。

 5月の連休には、銀座のアップルストアで朗読パフォーマンス「全略なだ草々」を上演した。音響機材も持ちこみで、脚本/演出/演奏/音響/照明/その他もろもろ一挙に自分たちで引き受けたイベントだったので、かなり大変だったが、おもしろかった。
 この月は、名古屋でのワークショップがスタートした月でもあった。全6回のワークショップを、一般公募でおこない、15名ほどの参加者を9月の「Kenji」本公演に向けて指導・育成するというものだった。最初からとてもいい雰囲気で、最終的にはかなり強固な連帯感が生まれ、本公演成功の大きな要素となった。

 6月、7月、8月と、暑い名古屋でワークショップは開催され、9月はじめに名古屋芸術創造センターの640人収容できるホールで、第一回ウェルバ・アクトゥス公演「Kenji - 宮沢賢治・音と光と土 - 」が上演された。2回公演。私のここ10年ほどの朗読への取り組みの集大成といってもいい公演となった。
 いろいろなことが詰まりすぎていて、とてもひとことでは言い表すことができない。たくさんの方に支えられて実現できた公演だった。
 このウェルバ・アクトゥスの流れはまだ続いていて、おそらく来年もなんらかの形で大きな動きが生まれてくるだろう。

 10月には中野〈Pignose〉でのライブシリーズ「げろきょでないと」がスタート。これは月2回のペースでの定期ライブとして来年も続けられる予定。
 大阪〈Vi-code〉では、窪田涼子が企画した「言葉戯語戯」というライブに出演し、熱い大阪の状況におおいに刺激を受けた。
 11月には東松原の〈Spirit Brothers〉でロードクライブ「メイドたちの航海 - Maid'n Voyage - 」を挙行。げろきょの新人メンバーがたくさん出演して、大変楽しいライブとなった。
 また、フリーテキストライブラリー「水色文庫」の公開も始めた。
 先日は毎年の恒例のようになった語りっ娘・小林沙也佳ちゃんのサポートで愛知県知立市の演劇フェスティバルに出演したり、つい数日前は羽根木の家でロードクパーティーがにぎやかにおこなわれ、今年の締めくくりとなった。

 今年の最初のほうに、「私は13年ごとに大きな節目を迎えてきた」と書いた記憶があるのだが、実際に4巡めとなる52歳の今年はまちがいなく大きな節目となった。
 変化はよいものも残念なものも入り交じって、一概に「いい年だった」と手放しには喜べない面もあるが、大きな流れとしてとらえればまちがいなく流れが明るい方に変わった年だった。とくに、現代朗読協会を核としていくつかの流れが合流し、ゆったりと大きな変化が起きつつあるのを感じるのはうれしい。
 アレクサンダー・テクニーク講座の安納献がもたらしたNVC(非暴力コミュニケーション)の考え方や、そこに集う人たちとの出会いは、来年以降もとても大切なつながりとなっていくような気がしている。
 また、げろきょ自体もメンバーがここ一年で大きく変わった。いまここにいる人たちは、自己の(とくに経済的)利益追求のためだけでなく、自分を表現することで生き甲斐や安らぎを求め、また人とのつながりを大切にし、できれば自分以外の人の役にも立ちたい、と考えているように見える。げろきょが奇跡のようにおだやかで、生き生きとした学びの場に、たったこの一年で変化していくのは、目をみはる思いだった。
 この流れはまちがいなく来年2010年もつづいていくだろう。
 私が想像すらできないようななにかわくわくすることがたくさん起きるのではないかという予感が、確実にある。

ダイエット

 を〈水色文庫〉のほうに書きこみました。
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2009年12月28日月曜日

小説を執筆することと、シナリオを執筆すること

 私の本分は小説書きであるが、それとて長編小説、短編小説、掌編小説、随筆など、さまざまな局面がある。それぞれの局面はまったく異なった身体性を必要とするといっていい。
 小説に近接したもので「詩」というものもあるが、境界線は曖昧だ。が、小説を書くときと詩を書くときとでは、まったく異なる筋肉を使うことも事実だ。
 演劇や朗読劇のためのシナリオを書くときも、おなじ家の異なるフロアに立つことになる。
 2009年もいよいよ終わりなので、自分の備忘録もかねて、いま執筆しているものをリストアップしておきたい。

 中学校公演のための朗読プログラム「ホームズ」のための脚本。上演時間は30分強のボリューム。
 そのボリューム感がなかなか難しい。が、長年の経験で、この内容でこのくらいのテキスト分量だとこのくらいの時間になる、というのがだいたい数分前後の誤差で予測できるようになっている。
「ホームズ」はコナン・ドイルの原作を核にすえて脚色し、さらにオリジナルなアイディアを盛りこんで構成する予定。朗読者4、5人によるプログラム。

 小学校公演のための朗読プログラム「Kenji(小)」のための脚本。上演時間は30分。これはすでに中学校公演用にできあがっている脚本があり、すでに何度も上演ずみなのだが、これを小学校向けに大幅に手を入れて構成しなおそうというものだ。一部、宮澤賢治の使用テキストを入れ替え、音楽を少し増やす予定。オリジナル曲も使うかもしれない。

「沈黙の朗読」のための脚本。3月6日に中野〈Plan B〉で初演。上演時間は45分程度の予定。
 これはひとり読みのための脚本で、完全オリジナル。「光から闇へ、喧噪から沈黙へ」向かうための朗読テキスト。

 名古屋でのウェルバ・アクトゥス公演のための「Kenji」脚本。今年2009年9月に名古屋市芸術創造センターで2回公演をおこなったが、2010年にも公演が予定されている。ただしキャストが大きく変わる予定なので、それにあわせて脚本も大幅に加筆変更するつもりだ。

 ほかに、毎日断続的に書きついでいる「サウンドスケッチ」のシリーズ、「朗読論」の原稿などがある。
 それにしても、今年もたくさん書いた。一番大掛かりなものは、なんといっても名古屋の「Kenji - 宮澤賢治・音と光と土 - 」のための脚本だろう。上演時間は90分となった。
 これに先だって、もちろん中学校公演用の「Kenji」も、こちらは世田谷文学館の委嘱で書いたのだった。
 また、前の豪徳寺のスタジオで開催した朗読ライブのための脚本「漱石の夢」というのもあった。
 5月の連休には銀座のアップルストアで「前略・な・だ・草々」という朗読パフォーマンスを上演した。このための脚本も、「Kenji」と並行して苦労しながら書いたのを思い出す。
 そして、先月には東松原の〈Spirit Brothers〉で「メイドたちの航海」という朗読ライブも開催した。この脚本書きも、名古屋の公演の直後だっただけにかなり厳しかった。
 そのほか、サウンドスケッチのシリーズも断続的に書きつづけていた。スタジオライブやビデオライブ、あるいは窪田涼子が大阪でおこなったライブのために単発で書き下ろしたような作品もある。
 商業的な出版の世界からはまったく遠ざかってしまったが、まずは質、量ともに自分なりにがんばった年であろう。

僕はスポーツ

 を〈水色文庫〉のほうに書きこみました。
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2009年12月26日土曜日

げろきょマンガ「朗読ってなに?」

 昨日、げろきょのカエルイラストを描いてから、夜、なんとなくそのノリのまま書いたマンガ。
 そういえば、中高生の頃にへたなマンガをたくさん書き散らしていたなあ。まったく残ってはいないけれど、そのことを思い出した。
 へたなスケッチにしても、マンガにしても、小説にしても、ともかく書くのが好きなことだけは確か。


手帳

 を〈水色文庫〉のほうに書きこみました。
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2009年12月25日金曜日

げろきょの看板イラスト

 ずっと前から現代朗読協会の略称を考えつづけていて、なにかかっこいいのがないかと、最近は「Assosiation of Contemporary Reading Act」を縮めて「ACRA」だの、もっと縮めて「CREA」などと称してみたりしていたのだが、結局のところ、みんなは「げろきょ」といっている。
 音感的にその表現はどうなのかと思っていたが、どうも内部的にはそれで浸透しちゃってるようなのだ。ならば、その音感を逆手にとって、かわいいカエルでもイメージキャラクターにしたら、あの「げろ」という音感は汚物のあれではなく、カエルの鳴き声と認識してもらえるのではないかと考えた。

 で、描いてみた。
 子どもの描いた絵みたい、と評されたが、どうなんだろう。
 まあ、これをメインのイメージイラストにはできないかもしれないが、どこかで使えるだろう。一部分でも使ってあれば「げろきょ」という音感にカエルのイメージを誘導することができそう。
 とりあえず、BLOG「CREA演出部」改め「げろきょ演出部」の隅っこに張りつけておくことにした。

語りっ娘ニュース No.84

 語りっ娘・小林沙也佳ちゃんの活動報告である「語りっ娘ニュース」の最新号が届いたので、紹介します。
 画像をクリックすれば大きく表示されます。

とぼとぼと

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2009年12月23日水曜日

非暴力コミュニケーション2種類のワークショップのお知らせ

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CNVC 認定トレーナー、リヴ・ラーソン来日決定!
東京で入門編&週末ワークショップ開催します(転送歓迎)
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 スウェーデンを中心に活躍する、Center of Nonviolent Communication (CNVC) 認定トレーナー、リヴ・ラーソンさんとケイ・ラングさんの来日が決定しました!

 全ての人のニーズが等しく尊重され、お互いが貢献の喜びで繋がる平和な社会構築を目指すNVC。
 私たちの言動の背後にある、満たされていない "ニーズ"を見つめることによって、憎しみを減らし、痛みを癒し、関係性をより強固なものとすることができます。自らのニーズを理解し表現する方法、また他者のニーズを理解する方法を学ぶことは、人生と生命を豊かにし、それらを大切にすることを学ぶことにつながります。
 今回は来日のチャンスが非常に少ないリヴを迎えての、貴重な学びのチャンスです。ふるってご参加ください!

★北欧からおふたりを迎えるにあたり、前回より金額設定が上がっています。ご了承ください。

■●■●非暴力コミュニケーション ワークショップのお知らせ■●■●
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1.非暴力コミュニケーション入門講座:『実践的な紛争解決』
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 どのようなコミュニケーションが争いごとにつながり、逆にどのようなコミュニケーションがつながりや協調を生み出すかについて学びます。

日時:2010年1月14日(木)18:30-21:30
場所:場所:現代朗読協会 羽根木の家(京王井の頭線新代田駅徒歩2分)
   地図→ http://www.roudoku.org/access.html
対象:NVC初心者
定員:25人
講師:ケイ・ラング (英語⇔日本語の通訳付き)
参加費:4000円

【ケイ・ラング】
 エンパシー・トレーナー、調停者、発行者としての仕事に携わる。ガンジーやハフィズ、マーシャル・ローゼンバーグの人生と仕事に影響を受ける。1997年頃からNVCを学び始め、過去10年間教えている。人と人とのつながり、協力と理解のツールを使ってに貢献することに深い情熱をもっており、学校や、さまざまな組織や個人に調停やトレーニングを提供している。
 息子で5歳のネオ君が、教えている事を実生活で実践する手助けをしてくれているという。

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2.非暴力コミュニケーション週末講座:『恥、怒り、罪悪感-同じコインの三つの面』
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 怒り、罪悪感や羞恥心が、どのように我々の人生に影響を与えているかについて探求するためのトレーニングです。
 NVCでは「恥、怒り、罪悪感」は同じ意味をもちます。「(私/誰か)は~に値する」「~ねばならぬ」という考えは、他人に向けたとき「怒り」に、自分に向けたとき「罪悪感」「恥」となります。
 たとえば、子供に「ごめんなさいと言いなさい」と叱るとき、「あなたはこれだけ悪いことをしたから、このくらいの罰を受けるに値する」と教育しているのですが、このように、文化によって定められた決まり事(社会的な価値観、常識や教育と称して植えつけられたこと)が、どのように我々のコミュニケーションに影響を与えているかについて、より深く理解していきます。
 また、怒り、恥、罪悪感をより本当の自分とつながった感情に変容させる為の具体的な手法を学んでいきます。自尊心を失わずに「間違い」から学べるようになりましょう。

 このワークショップでは「非暴力コミュニケーション(NVC)」と「ニーズという名のコンパス」を使います。ニーズのコンパスは、恥・怒り・罪悪感が、どのように自分の人生を方向付けているかに気づく手段を提供してくれます。
 また、非暴力コミュニケーション(NVC)の創始者のマーシャル・ローゼンバーグ博士からの提案「絶対に、恥や罪悪感を避ける為に行動を起こさない事」をより深く探求します。
 善と悪、パワーオーバー(力ずく)とパワーアンダー(いいなり)を超えたところに何があるかを探求することで、人生をより豊かに生きるための力を与えてくれるでしょう。

日時:2010年1月16日(土)10:00-18:00+ 17日(日)10:00-17:00
場所:現代朗読協会 羽根木の家(京王井の頭線新代田駅徒歩2分)
   地図→ http://www.roudoku.org/access.html
対象:NVCに興味のある方(初級~中級)
定員:25人
講師:リヴ・ラーソン (英語⇔日本語の通訳付き)
参加費:スライディング・スケール(18000円~38000円)

※スライディング・スケールとは、経済的に恵まれた方が喜んで多くを提供してくださるであろうことに信頼して、経済的に恵まれない方にもNVCワークショップへの門戸を開くことを可能にする参加費システムです。もっと情報が必要な方はお問い合わせください。
※学びたい方が、金額が理由で参加を見合わせることのないようにとの希望を持っています。経済面で難しいと考える方はどうぞご相談ください。

【リヴ・ラーソン】
 CNVC認定トレーナー。NVCの創始者、マーシャル・ローゼンバーグのもとでトレーニングを受ける。1992年以降、コミュニケーションのトレーニング、チーム&リーダーシップ開発、調停等の分野で活躍。現在はコミュニケーション、コンフリクト・マネージメント、そして特に調停に注力。スウェーデンを中心に世界的に活躍する。5歳のネオ君の母であり、コミュニケーションと調停に関する7冊の著作がある。最新刊は"Anger, shame and guilt - 3 sides of the same coin.(怒り、恥、罪悪感ー同じコインの三つの面)"。
 リヴは「NVCは個人の成長に貢献し、人間関係や社会に影響を与えるコミュニケーションや調停のツールでもある。個人の人生の質だけでなく、より幅広い状況において、本当に貢献できる機会を見つけることができた。NVCのプロセスを使う事で、全ての人々が必要としている事が我々の行動の指標となる世界を作り出すことが本当に可能である事に、おおいに希望をもっている」と語る。

■●■●どちらのワークショップも、お申し込み・お問い合わせは:

1) 日本NVCネットワークのウェブサイトから申し込み・問い合わせフォームを使って
2) NPO法人現代朗読協会のウェブサイトから詳細・申し込み・問い合わせ(フォームあり)
3) メールで nvc2009novworkshops@gmail.com まで

【注意】
・お申し込みをいただいたあと、振込先等を記載した案内メールをお送りします。 受付は入金をもって完了とします。
・案内メール送付後1週間または開催日の5日前までに、ご連絡なく入金を確認できない場合、キャンセル待ちをされている方への便宜のため、自動的にキャンセルとさせていただきます。悪しからずご了承ください。

 ご連絡お待ちしています! 主催:NVCワークショップ運営委員会■●■●

Morning Plain

 を〈水色文庫〉のほうに書きこみました。
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2009年12月20日日曜日

クリスマスプレゼントにオーディオブックはいかが?

 数時間から数十時間におよぶ長編小説のオーディオブックがあるのをご存知ですか?
 現代朗読協会員が参加する「アイ文庫オーディオブック」は、時間とコストがかかって製作が難しい長編小説のオーディオブックを中心に作っています。
 長編はCDにすると何十枚にもなってしまって煩雑なため、おもにiTunes Storeや電子書店パピレスなどでダウンロード販売をおこなっていました。
 それがこのたび、数十時間を一枚に収められて扱いやすいDVD版の発売が決定!

 DVDのよいところは、ディスクの入れ替えをしないでいいだけではありません。
 DVDプレイヤーで再生するため、テレビ画面で視覚的に再生したい章や節を選べ、高齢者やお子様にも扱いやすくなりました。
(動画やテキストは含まれていません)
 知的で、想像力を刺激する、音の文芸世界を、あなたの大事な人にプレゼントしませんか?
 これからの季節、ご両親やお子様へのクリスマスプレゼントに……。
 家族で大掃除やおせち料理作りをしながら、流しっぱなしで聞くのもいいですね。

 第一弾として林芙美子「放浪記」、太宰治「人間失格」「斜陽」、夏目漱石「彼岸過迄」を準備しました。以後、続々と新作が登場します。
 ご購入はこちらから。

Him

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2009年12月19日土曜日

Someday My Prince Will Come

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語りっ娘ニュース No.83

 語りっ娘・小林沙也佳ちゃんの活動報告である「語りっ娘ニュース」の最新号が届いたので、紹介します。
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2009年12月16日水曜日

朗読関係の記事を別BLOG「CREA演出部」に移転

 いままで朗読関係のお知らせや報告、考察などをプライベート日記とごちゃまぜにして流してきたが、切りわけることにした。
 朗読関係の記事を掲載するのはこちら

「CREA演出部」という名前がついているBLOGだが、「CREA」とは現代朗読「Contemporary REading Act」もしくは現代朗読協会「Contemporary REading Association」の略。
 現代朗読協会でおこなわれている公演/ライブ/ワークショップなどのお知らせや報告を流すほか、演出部で考察されたり実践されている「現代朗読の理念や方法論」についても、こちらに掲載する。

High Life

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2009年12月15日火曜日

譜めくりの女

 いやー、こわいですねー、女性って。
 ピアニストをめざしている少女が、そのための重要な試験演奏のときに、試験官のひとりの女性ピアニストのちょっとした無神経な行動によって集中をそがれ、演奏をしくじってしまう。そのことをずっと根に持っていて、大人になってから巧妙で陰湿な復讐をしかけていく。
 復讐されるほうは、自分の犯したささいな罪についてまったく自覚はない。
 こういうことって世の中にはたくさんある。と思うと、ぞっとする。自分がやったかもしれない無自覚な行動によって人を傷つけてしまい、それだけならまだいいけれど相手がずっとそのことを忘れずに根に持っていて、いつか復讐される。
 監督のドゥニ・デルクールは、フランス国立音楽院教授でもあるヴィオラ奏者という変わり種。女性。
 女性が女性の陰湿さを、これでもかこれでもかとえぐって描く。
 けっして後味のいい映画ではない。人間のある種の本質を突きつけられ、ホラー映画よりも怖い。
 主演のデボラ・フランソワが、復讐をはたすにつれどんどん妖艶で美しくなっていくところも、すごみがある。


祈り

 を〈水色文庫〉のほうに書きこみました。
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2009年12月14日月曜日

すごい! Kindle for iPhone

 Amazon.comの電子書籍リーダー「Kindle」というのが話題になっていて、日本でもぼちぼち見かけるようになってきているが、iPhone App にKindleが登場した。無料。
 さっそく試してみた。
 その前に、Kindleのなにがすごいといって、Amazonの売り上げが、Kindleが2年前に登場して以来、現在、冊数ベースで電子書籍の売り上げがほぼ50パーセントになっているという事実だ。たった2年で「本を読む」という風景がこれほど変わったというのは、なにを意味しているのか。

 AmazonのKindle対応電子書籍は、現在、約36万冊ある。これをiPhoneで読むためには、Appをインストールしておくほかに、Amazon.comのアカウントを取得して、クレジットカードを登録しておく必要がある。
 アカウントはAppからでも取得できるが、まあコンピューターで作業しておいたほうが楽だろう。
 iPhoneの Kindle App を立ちあげ、Amazon.comのアカウントを入力して「Get Books」を選択。すると一時的にSafariが立ちあがって、Kindle Store に接続する。ここで読みたい本をサーチして選択し、あとは1clickで購入できる。
 購入すると、Kindle App に戻るので、ダウンロードが完了するまでしばらく待つ。そうするとHome画面に購入した Kindle book のタイトルが表示されるので、あとは読むのみ。
 私は試しに、Marshall B. Rosenburg "Nonviolent Communication" を買ってみたが、紙の本となんら変わりなく読むことができた。かさばる紙の本はだれかにプレゼントしてしまうことにしよう。

 さて、この流れが日本にどう入ってくるか、だ。
 日本でもこのように電子書籍がKindleやiPhoneで読めるようになるのはありがたいが、著者側からの視点でこれを俯瞰してみたい。
 iPhone App が一個人で開発でき、一個人で全世界に販売できるようになっていることを見れば、本(テキスト)や音声(朗読や音楽)も一個人で作ったものが一個人から直接、全世界に向けて販売できるようになることはまちがいない。
 私が本を書き、Amazonなどの電子書籍サイトに個人で登録し、個人向けに販売できるようになるのは、おそらく何年もかからないだろう。私が本を書き、それを1000円で売りたいと設定したとき、電子書籍サイトは決済手数料として30パーセントを取り、私は700円を受け取る。そういうことになると思う。
 そんなビジョンの元に本を書くとしたら、どんな内容になるだろうか。

締切り

 を〈水色文庫〉のほうに書きこみました。
こちら

2009年12月13日日曜日

Swallowed in the Sea

 を〈水色文庫〉のほうに書きこみました。
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ホテル予約のすったもんだ、知立文化センター入り

(つづき)
 沙也佳ちゃんのお母さんがとってくれたホテルにチェックイン。しようと思ったのだが、予約を受けていないという。どうやら、予約したホテルが違っていたようだ。で、あちこち電話して聞いてみるのだが、どのホテルなのかわからない。家に戻ればメモがあるのでわかるというのだが、いまから名古屋まで戻るのはどうか。
 幸い、そのホテルに空室があったので、そのままそのホテルに泊まることになった。
 最後の最後でとんでない罠が待ち構えていたが、まあことなきを得た。まあ、沙也佳ちゃんのお母さん、なかなか愛すべき人ではある。それに、なかなか快適なホテルだったのでよかった。バスタブが大きめで、ゆっくり風呂につかれた。

 午前7時前に起床。
 BLOGを書いたり、メールをチェックしたり。
 ホテルの朝食。菜々子ちゃんも泊まっていたので、いっしょに食べる。心理学を専攻しているということで、音楽療法をやりたいらしいのだが、なかなか難しいらしい。
 沙也佳ちゃんのお母さんとお兄ちゃんが車で迎えに来てくれる。知立文化センターへ。
 これから午前中、オープニングがあるので出席してほしいといわれている。本番は午後。UStreamを使ったネット中継をやってみたいのだが、余裕があるかどうか。手伝ってくれる人がいればやれるかも。
 もしやれるとしたら、こちらで14時から流せると思う。

2009年12月12日土曜日

現代朗読の講師を気軽に育成したいと思っている

 朗読を指導するための講師の方たちは、どういう経緯で講師になったのだろう。
 ほとんどが、
「自分も朗読をやっている」
「声優やアナウンサーやナレーターという声の仕事についている」
 といった方だろうと思う。
 それ以外に私が知っているかぎりでは、放送作家や演劇の演出家という方もおられるが、ごくまれである。
 ほとんどの朗読指導者が、自分の豊富な実践経験にもとづいて指導にあたっている。ご自分がよいお手本となって、どうすればこのように読めるようになるか指導するわけだ。
 私も朗読指導をおこなっているが、私自身は朗読家でアナウンサーでもないので、お手本を示すことはない。というより、できない。そういう人間が朗読指導にあたっているというと、事情を知らない人はたいていびっくりするのだが、指導者/コーチが実演者である必要はかならずしもない。たとえば音楽の世界ではすぐれたピアニストがかならずしもすぐれた指導者であるとはかぎらない。ピアニストとしては大成しなかったが、指導者となってすぐれたピアニストをたくさん育てたというような人はたくさんいる。
 音楽の世界ばかりではない。演劇、美術、文学、スポーツなどの分野でも、実演者と指導者/コーチは別の仕事としてかんがえられることが多くなっている。そのほうが都合がよいことがわかってきたからだろう。
 どういうふうに都合がいいかというと、自分もやれてしまえる実演者が指導にあたると、どうしても自分の経験則にもとづいた方法を生徒にも押しつけがちになる。自分はこうやってうまくできたんだから、あなたもこういうふうにしなさい、というふうに。それがうまくいけばいいが、表現の世界では指導者のコピーが大量生産されても意味がない。それぞれの個性が生きてこなければおもしろくない。
 その観点から、私は「現代朗読」という方法を研究してきた。
 それは特別な方法ではなく、考え方と観察力といくらかの経験を積めば、だれもが指導者になれる方法だと思っている。
 私の提唱している「現代朗読」の方法をひとりじめしようなんて思っていない。むしろ多くの人に理解してもらい、実践してもらいたいと思っている。そうすれば、朗読の世界がもっともっと自由になり、楽しくなり、特別な人でなくても自分自身を朗読という行為を通してイキイキと表現できるようになるからだ。
 もっと朗読を(聴く人もふくめて)楽しむ人が増えてほしい。これほど手軽で、しかし奥が深い表現はほかにない。

 12月26日は1月10日に一日講座というものをやるのだが、ここで現代朗読を学んだ人は自宅に持ちかえって、どんどんそれを広めてほしい。
 一日講座なので、継続的に来れないような遠方の人もこの日だけ都合をつけて来てもらえばいいし、遠方でなくても現代朗読協会への継続的な参加ができないような人も、一日だけあけて来てくれればいい。
 一日で可能なかぎり、現代朗読のエッセンスをお伝えし、習得してもらおうと思っている。

 現代朗読一日講座の詳細はこちら

Solitary Woman

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2009年12月11日金曜日

ロードクパーティ「羽根木でロンド♪」のお知らせ(12/27)

 12月27日(日)の16時ごろから、年忘れ・ロードクパーティを開催します。
 ロードクパーティとは、現代朗読協会でたびたび開催している、飲食しながら
気楽な雰囲気で各自好きなものを好きなように、読みたい人が読む、という会で
す。聞くだけもOK、順序や決まりは一切ありません。
 差し入れを一品以上お持ちください。お酒、つまみ、お料理、お菓子、おいし
いものならなんでもOKです。
 昼から大掃除もおこないます。こちらのお手伝いをしてくださる方も募集中で
す。

◎日時 2009年12月27日(日) 16:00-20:00
◎場所 現代朗読協会・羽根木の家(世田谷区羽根木1-20-17)
◎参加費 1,000円(+カンパ)

語りっ娘ニュース No.82

 語りっ娘・小林沙也佳ちゃんの活動報告である「語りっ娘ニュース」の最新号が届いたので、紹介します。
 画像をクリックすれば大きく表示されます。

講演

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2009年12月8日火曜日

ロードクセッション「げろきょでないと Vol.4」のお知らせ(12/16)

 恒例になりました。スリルと冒険と愛のロードクセッションの第四弾です。
 即興演奏と驚きのロードクパフォーマンスを展開し、音楽ライブを凌駕するほどのスリリングなライブ展開をおこなっている「げろきょ」こと現代朗読協会(http://www.roudoku.org)が提供している驚きと共感の一夜。
 現代朗読体験もおこないます。飛び入り歓迎です。体験希望の方はテキストをお持ちください。「こまかいこと」は現地で相談、です。 そもそも「こまかいこと」をいわない自由なライブです。
 途中入りや途中抜けも大丈夫です。お仕事やご予定に合わせておいでください。

◎日時 2009年12月16日(水) 19:30-22:00
◎場所 中野Pignose(中野区新井1-14-16)
◎料金 ミュージックチャージ 1,500円ほか飲食代

※このライブの模様は随時、YouTubeにUPしています。「pignose 現代朗読協会」というキーワードでクロス検索してみてください。

Start

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2009年12月7日月曜日

OmmWriterというテキストエディタに惚れた

 Mac用の無料ソフト。
 とてもシンプルなテキストエディタ。シンプルなだけでなく、デザインが美しい。
 少し使ってみるとわかるけれど、「書く」という行為以外のなにものにも邪魔されないばかりか、このエディタの持つ一種の「環境」が心を落ち着かせてくれて、「ちょっとまずいのでは?」と思うほど書く内容がクリアになるような気分になる。

 フリーソフトだが、取得するにはメールアドレスを入力する必要がある。すぐにURLが送られてきて、ダウンロードできる。
 起動すると、真っ白な雪原の風景が画面いっぱいに広がる。枯木が二本、右のほうに立っている。そして、環境音楽のような静かな音楽が流れはじめる。
 最初はいったい、この画面のどこに書けばいいんだととまどったが、マウスを動かしてみると、画面中央に四角い入力窓があらわれる。この窓の大きさは好きなように変えられる。
 文字を打ってみる。日本語だと確定操作をするまでわからないのだが、英文だとキーを打つたびに控えめな音が発生して、それがまるで自分でも音楽に参加しているようなリズムを作りだす。しかし、まったく邪魔ではない。

 背景はほかに、なにもない無地と、淡い布目のような模様に変えられる。
 フォントも3種類くらいはある。しかし、それだけ。大きさも3段階で変えられるのみ。
 音楽は7種類とミュート。キークリック音も何種類かから選べる。
 それ以外はなにもない。カーソルを動かすとシンプルなデザインのアイコンが現れて、最低限のファイル操作ができる。
 私は書くときは、画面の中央にエディタ窓を置いて、そのまわりにはブラウザだのメーラーだのを立ちあげていつでも使えるようにしていたのだが、それらがいかに書く行為や思考に邪魔な介入をしていたのか、あらためてわかった。シングルウインドウの時代にはそうやって書いていたわけだし。
 Macユーザーにはかなり強力におすすめ。

プール

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2009年12月6日日曜日

現代朗読一日講座を開催します(12/26)

 継続して来るのはむずかしいが、一度、現代朗読をしっかり学んでみたい。そういう声が多くあるのを受けて、一日完結の講座を開催します。
 半日関係の体験ワークショップというものもありますが、一日講座はより深く全体像を知ることができ、すぐに翌日から現代朗読を試せるように知識や方法を持ちかえっていただくためのものです。
 こういう方におすすめです。

・仕事、育児・家事、健康の問題などで、毎週のゼミやワークショップなどに継続的に参加するのは難しいという方。
・地方在住なので東京までしょっちゅうは出てこれないという方。
・ほかでも朗読の勉強や指導をやっているが、朗読表現にたいするあたらしい考え方である現代朗読について深く知りたい、という方。

 また、一日完結ではありますが、何度も繰り返し受講することも可能です。より知識と方法を深めることができるでしょう。
 こんなことをやります。

・現代朗読における発音・発声と呼吸、身体使いの解説および実践。
・朗読テキストの読解法の基礎と現代(コンテンポラリー)的展開方法。
・コミュニケーションとしての朗読体験。
・固めない、準備しない、たくらまない、柔軟で魅力的な朗読表現のためのプラクティス。
・朗読演出体験。それぞれの個性、特性に応じた表現のアドバイス。

 以下のような方は一日講座ではなく体験ワークショップをおすすめします。

・とりあえず現代朗読を少しだけ体験してみたい。
・現代朗読協会がどういうところなのか知りたい。
・他の継続的なワークショップを受ける前に、まず様子を知りたい。
・もし自分に合うようだったら継続的に参加してみたいとすでに考えている。

〈一日講座募集内容〉
日時 2009年12月26日(土)10:00-17:00
場所 現代朗読協会「羽根木の家」
参加費 10,000円(税・教材費込み)
参加資格 いっさいありません。
   身体的・精神的に気がかりのある方は遠慮なくご相談ください。

※詳細とお申し込みはこちら ⇒ http://www.roudoku.org/oneday.html
※次回一日講座は2009年1月10日(日)です。

1月の「現代朗読を体験しよう」ワークショップ開催のお知らせ

今月の現代朗読協会の体験ワークショップも定員いっぱいのお申し込みをいただき、無事に終了いたしました。
来月2010年1月の開催についてお知らせします。お申し込みはどうぞお早めに。

まったく朗読をやったことがない/ちょっとやってみたいと思っている人や、すでに経験はあるけれど朗読表現に行き詰まりを感じているような方のために、現代朗読協会が毎月おこなっているとてもアットホームな「現代朗読を体験しよう」ワークショップです。

2010年1月の開催は、1月9日(土)10:00~13:00です。
参加費は2,000円。
開催場所は東京世田谷羽根木(京王井の頭線新代田駅徒歩2分)の現代朗読協会・羽根木の家です。

詳細とお申し込みはこちらから。
⇒ http://www.roudoku.org/taiken1.html

今月(12月)の参加者の声を一部抜粋して紹介します。

◎表現するということを難しく感じていましたが、特別な人だけができるということではなく、訓練しだいでは誰にでもできるようになるのかなと思いました。

◎今日は、表現の世界に一歩足を入れたようでうれしかったです。表現の世界、とても魅力を感じます。この先もぜひやってみたいと思いますので、よろしく。

◎まず会場に驚きました。とても素敵で、リラックスできました。一人一人に時間をしっかりさいていただく形だったので、私自身は勿論、色々な人がいるというのを実感できました。普段の○○○の講座では、時間の制限と構成しているメンバーの性質もあり、「きちんと読む」方向に意識が行っていたので、アドバイスや指導がとても新鮮で有意義でした。

◎とても興味深い内容でした。最後のライブも、別世界に入りこんでしまうような迫力でした。

◎今日はありがとうございました。三四郎と現代曲が合うというのは発見でした。ピアノとのコラボも今までには何回かありますが、今日はとても安心して楽しく朗読できました。これからもいろいろ取り組んでみたいと思います。

シコシコ、カキカキ

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2009年12月4日金曜日

NVC週末ワークショップが1月も開催されます

 Nonviolent Communication(非暴力コミュニケーション)をご存知ですか?
 アメリカの心理学者、マーシャル・ローゼンバーグが創始した、穏やかな心で生きられるようになるコミュニケーションの手法です。
 11月にはカナダの公認トレーナー、フランソワ・ボーソレイユを招いて週末ワークショップ他を開催、初めての人は「生きるのが楽になった」、経験者はさらに学びを深める素晴らしい会となりました。
 その興奮も冷めやらぬ1月、再び羽根木の家で、今度は北欧から公認トレーナーを招いてのワークショップが実現しそうです!
 詳細は改めてお知らせしますが、1月14、16、17日に入門編と週末ワークショップを企画中です。
 興味のある方は、日本NVCネットワーク、または現代朗読協会にお問い合わせください。

Here's That Rainy Day

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2009年12月2日水曜日

知立演劇フェスティバルに出演します

 12月13日(日)に開催される「演劇フェスティバル イン ちりゅう 2009 Vol.13」に語りっ娘・小林沙也佳ちゃんのサポートで出演します。
 愛知県知立市の文化会館かきつばたホールでおこなわれるイベントで、入場は無料です。
 沙也佳ちゃんと私の出演は14時からで、45分くらいの時間をもらってます。

 今年は「高句麗ものがたり」をメインに上演します。
 いろいろな縁がつながって、埼玉県の高麗郡にある高麗神社のイベントで沙也佳ちゃんが語ることになり、それがきっかけでこの演目が生まれました。私はテーマ音楽を作り、当日はピアノ演奏もします。
 近くにお住まいでお時間の許す方はぜひ遊びにいらしてください。
 出番前後は私は楽屋にいますので、そちらにも気軽にいらして声をかけてください。

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー

 この映画は実話にもとづいている、ということわりがはいっている。
 ソ連に侵攻されていたアフガニスタンに、ある政治的理由でアメリカが介入をためらっていた時期、一見実現不可能と思える複雑な政治手腕を発揮して軍資金をゲリラたちに調達し、ソ連の無敵攻撃ヘリコプター・ハインドを始めとするさまざまなハイテク武力を打ち破るきっかけを作り、ついにはソ連のアフガン撤退を実現した政治家の物語、である。
 その政治家が合衆国下院議員のチャーリー・ウィルソンズであり、実在の人物である。トム・ハンクスが演じている。
 監督はマイク・ニコルズ。私の世代だと「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」や「卒業」が印象に残っている。

 私の少年時代のアイドル作家のひとりにR・A・ハインラインというSF作家がいたが、彼の小説に『異星の客』というのがあった。これは当時、ヒッピーの間でバイブルにもなり、現代もNVCのツールのひとつに「グロクカード」があるように、まだ生きて残っている小説といっていい。「グロク」というのはハインラインの造語で、小説のなかで重要な言葉として登場する。
 何度か読みかえしているが、NVCの視点で読みなおしてみると、たしかに主人公のヴァレンタイン・マイケル・スミスは非暴力の人であり、非暴力の思想を体現している。超能力を使いはするが。
 その小説の舞台となるのが、デュバル・ハーショーという作家の邸宅なのだが、デュバルはそこに秘書と称して美女を何人もはべらせている。美女たちはプールで遊んだりなんかして、いつも楽しそうだ。デュバルがなにかアイディアを思いつくと、「当番!」と叫んで、美女のひとりを呼びつけ、口述筆記を始める。
 それにそっくりの設定が、チャーリー・ウィルソンズの美人秘書軍団なのだ。チャーリーはやり手の政治家ではあるが、ごく俗っぽいエロおやじであり、自分自身を見ているような場面もあって、なんだかお尻がもぞもぞするのだった。たしかにげろきょも女性が多い。
 もちろん私はやり手の政治家ではないし、影響力のある著名な作家でもない。しかし、平和を実現する場にはかならず女性がいる。ただし、この映画のケースでは武力解決ではあったわけだが。
 映画の本筋とは関係なく、そんなことを考えながら見ていた。
 それにしても、チャーリー・ウィルソンって本当に映画のなかで描かれていたような人物なのか?


嵐の中の温泉

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2009年12月1日火曜日

ものごとを計る尺度を変えよう

 きょうびの世の中、ゼニである。どんなものごとでも、あるいはどんなことをしても、お金に換算することでその価値をはかる。
「それ、いくらになる?」
 ある芸術文化的な団体の会合で、えらい人が最初にスピーチをした。その人は芸術のすばらしさについていくつかの具体的な事例をあげて語ったのだが、どういうふうにすばらしいかというと、話は全部、
「結局、こういうふうに芸術文化を大切にしたから、お金がたくさんはいってきたのです」
 というところに落ちていくのだった。
 たとえば、過疎の村が芸術祭を開催した。それによってたくさんの人が来るようになり、村は「金銭的に」潤った。人口減少も止まり、税収も増えた。
 そうじゃないでしょう、と私は思う。とくに文化芸術の分野においては、お金がどれだけ回ったかよりも、人がどれだけ成長し幸せになったかが重要ではないかと思うのだ。
 単位をつけ、計量的に見るのは難しいけれど、教育を含む文化や芸術は人を成長させるためにある。なにも子どもだけの話ではない。大人だってお年寄りだって、成長できる。また、成長するために生きている。昨日より今日の自分が、今日より明日の自分が、わずかでもよりよい人間になれるように努力しながら生きている。成長努力ができることこと、生命に鮮度があることの証明になると思う。
 では、なぜ人は成長するのか。
 もちろん、幸せになるためである。自分の幸せ、家族の幸せ、社会の幸せ、そして地球全体の幸せ、それらをイメージしめざすとき、人は成長努力をする。
 よって「幸福度」は価値基準ではなく、「成長度」こそ価値基準だと思うのだ。そんなものがもし計量化できれば、の話だが。

 現代朗読協会には本当に勉強の好きな人ばかり集まっている。みんな、よりよい自分になるため、よりよく自分を表現するため、よりよく人と共感を分かち合えるようになるため、真剣に語り合い、伝え合っては勉強をつづけている。
 このような成長の場に立ちあえていることを、このうえなく幸運に感じる。

取手 Art Path 2009

 現代朗読協会のゼミ生でもある菊地裕貴が作品を出展するので、そのお知らせ。
 彼女は東京芸術大学美術学部の先端芸術表現科の2年生でもある。「先端芸術」とは、つまり前衛的な芸術のことだろう。まだだれもやっていない先端的な芸術表現の勉強をする場所らしい。
 というわけで、菊地裕貴の展示(というかパフォーマンス)も先端的なもののようだ。私も少しだけアドバイスしたのと、素材になる作品「Bird Song」を提供しているので、観に行ってこようと思う。
 楽しみだ。

 以下、その案内。
 私は12月6日に行く予定。しかし、取手キャンパスに午前10時半に着いているためには、何時に梅丘を出ればいいんだろう。

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アートパスとは、本学取手キャンパスで毎年行われている学生主体のアートプロジェクトです。
絵画科油画専攻、先端芸術表現科を中心に、本学美術学部全体から200名を超える学生の作品が展示され、作品ジャンルも絵画、彫塑、インスタレーション、写真、映像、音、身体と多岐に渡ります。
また、ゲスト作家によるワークショップや講演会など、多彩なイベントも企画されています。

日時:2009年12月3日(木)~6日(日) 10:00-17:00
入場料:無料
住所:茨城県取手市小文間5000番地 東京藝術大学構内
公式HP:http://www.geidai.ac.jp/event/artpath09/
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菊地裕貴のパフォーマンスについて。

□菊地裕貴 朗読「Bird Song」(原作:水城雄)
□場所:メディア棟1階 リハーサルルーム
(カフェとトイレに挟まれてます笑)
□時間:12月5日(土) 14:00~
    12月6日(日) 10:30~/11:15~
□公演時間:10分程度

さらに、同学部2年の水本紗恵子の演出で、別のパフォーマンスもやります
水本とは「ミズモ」のことで、げろきょのガス展にも来てくれた。

□水本紗恵子演出「黄いろのトマト」(原作:宮沢賢治)
□出演:武藤舞子/菊地裕貴/渡利紗千子/水島ゆめ/伊澤秀幸
□場所:メディア棟1階 リハーサルルーム
□時間:12月4日(金) 15:30~
    12月5日(土) 10:30~/11:15~
    12月6日(日) 14:00~/15:00~
□公演時間:20分程度

人のグラスに手を出すな!

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