2010年6月29日火曜日

異次元空間への旅を何人かと共有できたように思う

10時、ホテルをチェックアウト。
バラさんと待ち合わせがてら、近くのデニーズでコーヒー。
バラさんにピックアップしてもらって、千種文化小劇場へ。外壁が木蔦で覆われたなかなかいい雰囲気の劇場。客席は円形になっている。
楽屋入りし、小道具で使う金魚を洗面所に運ぶ。
ウェルバ・アクトゥスWS メンバーの林ちゃんがスタッフで入っている。また、twitter でご挨拶した大栗さんともお会いする。
照明さんとごく簡単に打ち合わせ。

バラさんと近所のカフェに行き、昼食。グリーンカレー、大盛り。
本日のイベント「人 いのち 祈り/朗読・語りと音楽の会」が14時からスタート。私もバラさんと行儀よく会場で観覧。深澤さんもやってきた。
トップバッターは林ちゃんも参加している朗読教室の A班の人たちによるグループ朗読。皆さん、すごくたくさん練習した様子がありありとあって、大変上手であった。
理子さんが来ていたので、最初の演目が終わってからバラさんと3人で近所の喫茶店でコーヒー。

16時にもどると、坂野さんが来ていた。Twitter でフォローしてくれたタナカアリフミさんが、朗読の手塚さんといっしょに来てくれた。
ワークショップのコギソさんと麗子さんと撫子さん、岐阜の高橋さん、クセックのアトリエのオーナーの豊島さんと西山さん、森さん、ほかにも知り合いが何人か来てくれた。

17時半くらいから我々の「初恋」がスタートする。
暗転のなか、坂野さんのクラリネットのロングトーンからスタートして、ピアノがからむ。そこへバラさんが朗読でからんで始まる。途中何度かの暗転のなか、私と坂野さんは即興演奏でやりたい放題。バラさんもアドリブ連発。お客さんも反応がいい。
3度目の暗転のとき、完全な沈黙を作り、どこまで引っ張れるかと粘ったのだが、さすがに300人キャパの会場では何分も引っ張るのは難しく、1分強しか作れなかった。
それにしても、まあかなり濃密なパフォーマンスがやれたのではないかと思う。途中、私と坂野さんがとっさに連弾みたいな格好になり、ふたりでシンクロして演奏したり演技したりと、楽しいシーンも作ることができたし。
終わってから、西山さんから、
「なんか変なところへ連れて行かれる感じがして危なかった」
という感想をいただく。これは最高の言葉なのだ。そもそも、オーディエンスをどこか別の次元の感覚空間に連れていってその体験を共有することを目指してやっているのだから。

新幹線の時間が決まっていたので、終わってから麗子さんに名古屋駅まで車で送ってもらった。撫子さんもいっしょ。
撫子さんもとても楽しんでくれたみたいで、
「次になにが起こるかわからなくてドキドキした。朗読がこんなに楽しかったのは初めて」
といってくれた。
次はあなたがたがそれをやるんですよ。