2011年3月25日金曜日

震災発生から今日で丸2週間がたった

ちょうど2週間前の午後、地震と津波災害が起こった。
亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、まだ行方がわからない方々の一刻も早い確認ができることを望む。また、被災された方々には心よりお見舞い申し上げる。
そして、ある意味では、日本全国が被災しているともいえる。
今回の災害でなにも感じなかった人はいないだろうし、心を傷めたり、心身の調子を崩したりした人も多いのではないか。
私たちは今後何年も、この災害と共存しながらやっていかなければならないだろう。また、あまり考えたくはないが、そうする間にもまたあらたな激甚災害が起こらないともかぎらない。

たとえば東海沖大地震。まちがいなく起こるといわれていて、今回の三陸沖地震とおなじく、いつかは起きるだろう。
それがわかっていながら、そしていまの現状を目の当たりにしながら、たとえば静岡の浜岡原発の点検中で停まっていた炉を4月から動かそうという電力会社と行政の神経がわからない。いや、神経そのものがないようにすら思える。
しかし、九州電力は、現在定期点検中の玄海原発の運転再開を見送ったという。これがわずかではあるが、まともな神経だろう。
いま、まさにいま、大人は子どもたちのために声をあげていきたい。私たちが声をあげて、経済優先という人間不在のシステムを停めなければ、おなじ悲劇、あるいはさらに大きな悲劇を繰り返すことになるだろう。
大人が未来を変え、子どもが未来を作る。地球全体のためにも原発は停めよう。知恵を出し合って停めよう。思考停止に陥らずに停める方法を考えよう。

さて、私たちがお互いに元気でほがらかに知恵を出しあうためにも、私にできることはやっていきたい。
そのひとつが、朗読であり、音楽である。
音は人を慰撫してくれる。言葉はときに人を傷つけることがあるが、音は人を柔らかく保護膜のように包みこんでくれる。それを共有する人たちのつながりを深め、元気にしてくれる。
今夜は「春うふ2011」ライブだ。こういう時なので来てくれる人は少ないかもしれないが、せいいっぱい音メッセージをみなさんと共有したいと思っている。

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