2013年8月29日木曜日

新作を書きたい

いま連載している長編小説『ストリーム』とは別に、ステージ作品としての新作テキストを書きたい気持ちがふつふつと盛りあがってきている。
ステージ作品として書いたものをまとめてみたことはないが、思いついたものをあげれば、「Kenji」「Ginga」「初恋」「記憶が光速を超えるとき」「特殊相対性の女」などがある。
ほかにもみじかいものはたくさんあるけれど、今回内なる私が書きたがっているのは、どうやらまとまった長さのもののようだ。

9月23日にはこのうち「記憶……」と「特殊……」の二本立て沈黙の朗読を、キッド・アイラック・アート・ホールでおこなう。
再演ということになるが、演出がちがう。
音楽も変わるだろう。
こちら ← ぜひおいでいただきたい。

この秋、10月から11月にかけて、カルメン・マキさん、酒井俊さんをそれぞれ迎えて公演・ライブをおこなうことが決まっている。
酒井俊さんとはすでに〈レディ・ジェーン〉と〈スウィート・レイン〉で現代朗読の野々宮卯妙をいれて3人でライブをやっている。
非常にスリリングな、充実したライブだった。

酒井俊さんとは、ふたたび野々宮卯妙を入れて3人で、10月15日には〈サラヴァ東京〉で、11月30日にはふたたび〈レディ・ジェーン〉でおこなう予定だ。

カルメン・マキさんとは11月15日と16日に〈キッド・アイラック・アート・ホール〉で公演をおこなうことになっている。
ライブではなく、公演。
歌と朗読と音楽によるステージになるだろう。

これらのためのオリジナル新作テキストを書きたい。
いま私たちが直面している理不尽な、しかも人為的な問題について、作品という普遍性のある形でメッセージを出していきたい、という思いが強まっている。
どのような内容になるのかは書きはじめてみないとまったくわからないが、自分なりに形にしておかないと落ちつけないのだ。
書いたからといって落ちつくかというと、たぶんそうではないだろうなとも思うけれど。