2014年2月4日火曜日

福井県立病院、初春のピアノコンサート終了

昨日の午後は福井県立病院まで行き、エントランスホールで初春のピアノコンサートをおこなってきた。
一昨年の10月から数か月おきに開催しているもので、毎回、その季節の日本の唱歌・童謡を中心に演奏している。
本当は歌い手もいると楽しいのかもしれないが、完全なボランティアなので交通費やギャランティーが出せない。
まあ、私ひとりでもそれなりに楽しくつづけている。

昨日は新聞の取材を2社から受けた。
福井新聞と県民福井で、いずれも地元紙。
ほかにも小松市の医療法人の理事の方から接触があり、名刺交換をした。
これまであまりこういう動きはなかったので、うれしくもあり、ちょっとびっくりしつつもあり。

あと、時間になってピアノを弾きはじめたら、息子の同級生のお母さんが偶然通りかかって、びっくりした。
「聴いていってね」
といったが、用事があるみたいでそそくさと行ってしまったのは残念。
そういえば、この病院で医師をしている同級生の辰巳くんの姿も見えない。
あとで聞いたことだが、用事があったが、途中ちょっとだけ聴いてくれたらしい。

「冬景色」「ペチカ」「雪」「たき火」「早春賦」などを約1時間演奏。
毎回自分がどのように演奏するのか楽しみにしながら弾きはじめるのだが、どれも意外な展開になって今回はちょっとおもしろかった。
終わりがけに、ずっと聴いてくれていた年配の男性から「リクエスト」という声があがった。
曲は「月の砂漠」だったので、短めに演奏。

終わったらなんだか見たことのある顔があった。
地元のテレビ局に勤めている友人のクマさんだ。
ずいぶんひさしぶりだ。
10年ぶりくらいだろうか。
ネットでは時々つながっていたけれど。

新聞の取材が終わってから、病院のレストランに行き、いっしょにコーヒーを飲みながら、近況を交換した。
去年、胃がんを切除し、すっかり痩せていたが、元気そうだった。
あと2年で定年だといっていた。
そうか、我々はもうそういう年代なんだ。
私には定年はないのでピンとこなかったが、同級生たちはそういう心境なんだろう、みんなえらくなっているけれど。

今日は東京戻り。
夜は下北沢〈Com.Cafe 音倉〉で陣城太郎さんの街猫写真展のオープニングイベントに出演して、トークしたり現代朗読のみんなとピアノで共演したり、ピアノのソロ演奏したり。
東京も雪がちらつく天気らしい。