2015年11月30日月曜日

北陸帰省、病院コンサート、語人・小林サヤ佳

先週は大阪での「袈裟と盛遠」公演のリハーサルのあと、そのまま北陸の実家に帰省した。
北陸だから、というわけではなく、全国的に冷えこんで、実家では今季初の薪ストーブに火をいれる。
あったかいにゃー。

木曜日、ひさしぶりに地元の蕎麦屋に行ってみようと思って出かけるが、木曜日は組合で申し合わせでもしているのか、一斉に休業。
やっとあいている店を見つけてはいったが、これがまあ残念な結果に。
欲求不満をかかえたまま東京に戻りたくなかったので、最後の日の朝から自家製手打ち蕎麦をいただく。
いつものように、大根のおろし汁で醤油を割っただけのだしと、薬味はネギだけで。
これは何度食べても絶品。
きみは食べずに死ねるか?

この日はさらに冷えこんで、うっすらと雪化粧。
福井県立病院で数か月おきにやっているボランティア・ピアノコンサートに行く。
あいにくの天候にもかかわらず、たくさんの人が聴きに来てくれて、気持ちよく1時間の演奏を楽しませてもらった。

福井駅からしらさぎと新幹線を乗りついで、名古屋へ。
名古屋駅から地下鉄の豊田市駅直通の便に乗って、豊田市へ。
語人・小林サヤ佳ちゃんの語りの会のリハーサルを、会場のとよた科学体験館小ホールでおこなう。

その夜は豊田のビジネスホテルに泊まり、翌日も朝からホールでリハーサル。
多くの人に支えられながら、しかし90分以上の語りをほとんどひとりで語りきるサヤ佳ちゃんの成長に、いまさらながら驚く。
彼女が私のところにやってきたのは14歳のときで、以来13年間、ずっとサポートをつづけてきたわけだが、あらためて感慨深いものがあった。

お客さんがたくさん来てくれて、予定していた席が足りなくなったほどだった。
プログラムも長尺にも関わらずみなさん集中して聴いてくれたし、お母さんやスタッフのみなさんにも喜んでもらえてうれしかった。
大変充実した会として成功だったのではないかと思う。

今後音楽面でサポートしてくれることになっているチェロ奏者の岩城さんや増田さんと、終わってからコーヒーを飲みながらすこし歓談してから、みなさんに別れを告げて名古屋に向かう。
名古屋からは新幹線であっという間に東京にもどってきた。

※朗読「袈裟と盛遠」
日時:2015年12月4日(金)19時半~
         12月5日(土)13時~、15時半~
会場:座・九条(大阪)
料金:前売1,500円、当日1,800円
予約:劇団クセックACTホームページ予約フォームよりお願いします