2016年1月5日火曜日

ネットとテキスト書きがメインの私の仕事道具

数か月に一回のペースでまわってくるラジオドラマのシナリオ書きの仕事があって、これは私のラジオ番組制作人生のスタート地点となったFM福井からの依頼だ。
「虹いろ輪舞曲(にじいろろんど)」という番組で、週一の放送。
全部私が書いているわけではなくて、月替わりで何人かの書き手が交代するシステム。
今月は私の担当で、今月は五週あるから、五回分をいれることになっている。

これは依頼仕事だが、それ以外にも私はものを書くことが知的生産の中心になっていて、ブログやメールマガジンを毎日たくさん書く。
それらはテーマごとにまとめて、リライトし、電子ブックとして再配信することもある。
これまでに何冊も電子ブックをリリースしてきたが、今年はさらにたくさんの電子ブックを書きたいと思っている。
たくさん書きたいことがたまっている。

もの書き仕事の道具について書いてみる。
メインマシンはここ数年ずっと使いこんでいる MacBook Pro の13インチだ。
私は入力スピードを確保するために特殊な方法を使っているので、キーボードをカスタマイズしている。

昔の話だが、高校の卒業祝いに親から機械式の英文タイプライターを買ってもらい、英文のブラインドタッチ(当時はそういっていた)の練習をかなりおこなった。
その後、最初のコンピューター PC-8801 を買ったのだが、それでカナ入力の練習を入念におこなった。
以来、基本的に入力方法はカナだ。

MacBookはUSキーボードを使っていて、キートップにカナは印字されていないのだが(毎日使うものゆえ美観は大事!)、タッチタイピングなのでとくに不自由はない。
とはいえ、いくつか使いづらいキーがあるので、「Karibiner」というアプリを常駐させ、いくつかのキーをカスタマイズしてある。

このような特殊入力方法なので、どうせテキスト入力がメインなんだからiPadなどにBluetoothキーボードを使って打ちこめばいいじゃん、といわれてもだめなのだ。
もちろん、臨時ではそちらをしばしば使う。
英字入力もできるのでそのときはローマ字変換を使うし、それでもかなり速度は速いと思うが、思考とタイプの間にワンクッションはさまっている感じがどうしてもいまいちなのだ。
カナのじか打ちがいい。

iPadは持ちあるいているけれど、私の場合、楽譜用とお絵描き用、読書用に特化している。

iPhoneでも読書できないことはない。
そしてiPhoneにはいろいろなアプリがはいっているので手放せない。
人前でいちいちMacBookをひらくのははばかられるので、出先ではiPhoneですむことはiPhone単体ですませてしまう。

 しかし、どうしても MacBook Pro は持ち歩きたいのだ!

いつでもどこでも書くために。
調べものの必要があるときは、iPhoneでテザリングしてネットにつなぐこともできる。
ただし、執筆するときはMacBookをネットから切りはなしておく。
電話やメールなど、緊急の連絡がはいったとしても(そんなことはめったにないが)、iPhoneが知らせてくれる。

ただ、問題がひとつあって、

 けっこう重いよね。

新発売の iPad Pro とキーボードを合わせて持っても、MacBook Pro よりははるかに軽い。
リュックサックにすべての荷物をいれて、背中にしょって歩いているのだが、リュックサックの良否は体調にまで影響する。
気にいったものに出会うと、ボロボロになるまで使いこむ。

ちょっとした旅行でもリュックサックですませるのだが、さすがに重くなる。
ときには八キロくらいになることもある。
しかし、仕事道具のほとんどがラップトップとタブレットとスマホに収束されてしまったので、昔にくらべればはるかに楽だし、生産性も確保できている。

リュックにはいっているそのほかのものといえば、わずかなサニタリー類とカード入れ、老眼鏡、予備のバッテリーくらいだ。
MacBookのACアダプターも持ちあるくことがあるが、もっともコンパクトなタイプのものを使うし、実家などりよく行く場所には常備してある。

本も持たない、雑誌も新聞もノートも持たない、筆記用具もなし、財布もなし、カメラもなし、時計も万歩計も双眼鏡もなし。
さっぱりしたものだ。
これでネットがつながっていれば、世界中どこでも仕事できる。
この身軽さを活用して、今年はもうすこし出かけてみようか。

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